海外口座

円資産だけというリスクを考えてみよう

2016/06/27

日本という国の状況

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日本の現状と将来を見極めるべき上で抑えておきたいポイントを整理してみましょう。データがあるものは視覚的にも理解しやすいようにデータを引用させて頂きます。

 

こういった事を考えてみて、資産のリスクヘッジ、資産の防衛を考えて行きましょう。

 

 

check-c02人口減少と労働人口の減少

日本の今後や将来を表すのに一番よく引き合いに出されるのが、この「人口の減少」になります。単なる人口の減少ではなく、高齢者が増え、労働人口が減るのが大変な問題になっています。

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実際のデータでみてみましょう。下記のグラフは総務省統計局が発表している。わが日本の人口ピラミッド、すなわち、人口構成をグラフにしたものになります。

 

真ん中の数字が「歳」、左が男性で右が女性のそれぞれの人口ボリュームになります。

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(総務省統計局:http://www.stat.go.jp/data/nihon/g0402.htm)

 

上記グラフを見て頂ければおわかりいただけるように、40歳から下の働き盛りの人口が徐々に減っていっています。そして特徴的なのが、70歳前後が一番多いボリューム層になっています。

 

国の人口構成としては、まさにピラミッドのような形をしている方が理想的になりますが、日本の場合、上の高齢者が多く、労働人口が少なくなってしまっている土偶のような形のグラフになっています。

 

 

 

check-c02経済成長の鈍化と財政赤字

日本の借金の問題というのは周知のとおりかもしれませんが、今や国民ひとりあたりの借金が830万を超えたとも言われており、日本の財政(歳出にかかる歳入の割合)の問題というのは非常に深刻になっております。

参考リンク:「国の借金」3月末は1053兆円 国民1人当たり830万円 |日本経済新聞

 

また、財務省が報告書として公開されている実際のデータも見てみましょう。

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(財務省資料:http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_26_02.pdf)

 

赤い線が、歳出つまり国が支出しているお金。そしてもう一方の青い線が歳入つまり国の収入額になります。赤から青を引いた部分がざっくり言えば赤字の部分ですね。

 

私たちの家計と一緒です。収入が少なくて支出が多かったら当然赤字になります。日本の政府もこれと同じ状態ということが言えます。しかも、不景気な時からその赤字部分がかなりの開きが出てしまっています。

 

そして、こういった財政は今後どうなっていくのか?そういった見方で予測をみてみましょう。以下がその予測資料になります。

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出展:日本経済センター https://www.jcer.or.jp/research/middle/detail4525.html

 

見て頂ければお分かり頂けるように、今後も財政というのは悪化すると予想されています。考えてみればそこまで不思議ではないのかもしれません。

 

人口減少だけでなく、労働人口の層が減るわけですし、財政負担の大きい医療、福祉にかかるお金が高齢化と共に増加していくとみられているわけですから当然と言われれば当然でしょう。

 

 

check-c02日本の成長率は0.1%という驚きのデータ

日本は中国にGDPで抜かれ、世界3位になりましたが、腐っても鯛です。この島国があのアメリカと長年ワンツーでいた事実を考えればそれはそれはすごいことではありますが、今後の日本という面で考えた場合をみてみましょう。

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日本、アメリカ、中国の成長率を1985年からプロットした図になりますが、2014年の成長率はそれぞれ

日本:0.1%

アメリカ:2.39%

中国:7.35%

 

となっています。バブル時代に7.15%と高い成長率を出したのを境に、鳴かず飛ばずの成長率でなんとか今まで耐えてきました。今後の日本の状況としては、今の0.1%の成長率から一気に3~4%のような数値を出す力は人口動態、財政状況的になさそうというのが、現状の正直なところではないでしょうか。

 

 

 

日本円だけというリスク

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上記の日本の状況3点、ポイントをかいつまんでデータとともに紹介させていただきました。日本に対する悲観的かつ、ネガティブなキャンペーンをするつもりはありません。

 

日本で生活する以上、直面している問題になりますし、どうにか回避できるように頑張らなくてはなりません。

 

とはいえ、資産を守る準備やリスクヘッジというのは無視できません。当然、日本に住んでいるわけですから、日本円を多く保有し、好きな時に好きなだけお金を使える状況というのは理想的ですが、雀の涙程度の金利の銀行にお金を入れておくのと、新興国の5~10%の高金利の銀行に資産を一部移しておいて運用するというのもありでしょう。

 

 

資産におけるポートフォリオ

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資産を日本円だけで保有している場合、円が暴落2015年は120円台というのが定着しましたが、海外資産を買うのには非常に不利になります。

 

海外旅行の際も、2013年当時のレートを考えれば驚くほど換金レートが変わっていることに驚きます。訪日客(対外的に円安の好影響を受ける人)は、円が安くなって換金できるお金が増えるのは嬉しいでしょうが、我々が海外に行った際に換金するお金というのは目減りしているはずです。

 

もちろん、日本に住んでいるので円を保有していればそれで良いワケですが、通貨の暴落(可能性として低いかもしれませんが)や急な為替の変動時には、資産を減らす要因にもなるわけです。

 

何事も、リスクヘッジとして保有資産を分散し、ポートフォリオを組むことは大切です。それは、外国株を買うとか、投資信託を買うというリスク商品を買うという選択の他に、外国通貨を持っておくという選択肢をもつのもひとつの手です。

 

海外の銀行に外貨を持ち、定期預金を組む。というのも立派な資産運用です。日本では銀行の金利というのは雀の涙ですが、海外ではまだ数%の金利が付くところもあります。そういった資産のバランスを考えながらポートフォリオを組んでみましょう。

 

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